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多言語対応を行う30分


リソースの項で学習した通り、リソースで多言語や様々な解像度への対応が可能です。

具体的な多言語対応の方法を学習します。

  1. 「MultilingualTraining」アプリを作成します。

    1. Android Studioを起動し、新規プロジェクトを作成します。

      「Welcome to Android Studio」画面の場合は、「Start a new Android Studio project」をクリックします。

      別のプロジェクトが開いている場合は、ツールバーから「File」→「New」→「New Project...」をクリックします。

    2. HelloWorldの時と同じようにプロジェクトを作成していきます。

      アプリ名は「MultilingualTraining」としてください。

      今回は「Backwards Compatibility (AppCompat)」のチェックは外しておきます。

  2. 文字列リソースを作成します。

    1. 「values」で右クリック→「New」→「Values resource file」を選択します。

    2. Localeを選択すると、「Directory name」が対応した名前に変更されます。

      日本のLocaleを指定すると、「Directory name」が「values-ja」になります。

      (探すのが面倒であれば直接「values-ja」を入力しても良いです。)


      ファイル名は「strings.xml」としておきます。

      (重要なのはリソースIDで、ぶっちゃけファイル名は何でも良いのですが、デフォルト言語のファイル名と合わせておきます)

    3. 多言語対応したいリソースは、同一のIDで各Locale向けのリソースファイルに定義します。

      サンプル:res/values/strings.xml

      コードを表示するにはJavaScriptを有効にしてください

      サンプル:res/values-ja/strings.xml

      コードを表示するにはJavaScriptを有効にしてください

      サンプル:res/layout/activity_main.xml

      コードを表示するにはJavaScriptを有効にしてください

    4. アプリの動作を確認してみましょう。

      端末の言語設定を変更すると、アプリ名や、アプリが表示する文字列が対応したLocaleのものに変更されます。



文字列以外のリソース(drawableなど)も同様に多言語対応が可能です。

詳細については公式ドキュメントに記載されています。

また、Androidは先人たちがネット上にたくさんの情報を残してくれています。

これらも活用して、多言語対応や解像度の対応など、ユーザーを意識したアプリの開発を行えるようになってください。