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Androidアプリ開発環境の構築(Windows)1.5時間


  1. Android Studioをインストールします。

    1. Android公式サイトへ接続し、ダウンロードボタンをクリックします。

    2. 利用規約を確認し、「ANDROID STUDIO FOR WINDOWS ダウンロード」をクリックします。

      「android-studio-ide-…-windows.exe」がダウンロードされます。
    3. ダウンロードされた「android-studio-ide-…-windows.exe」を実行し、表示された画面に従ってインストールを進めます。

  2. Android Studioの初期設定を行います。

    1. Android Studioを起動し、表示された画面に従ってセットアップを進めていきます。

    2. Android SDKのインストール先を変更するため、「Custom」でのインストールを行います。

    3. 任意のフォルダを用意し、Android SDKのインストール先を指定してください(こだわりが無ければデフォルトのままで構いません)。

    4. エミュレータのパフォーマンスを調整するための設定を行います。基本的にデフォルトのままで構いません。

    5. 確認画面で「Finish」をクリックします。

    6. 必要なデータがダウンロードされます。完了したら「Finish」をクリックします。

    7. 「Welcome to Android Studio」画面が表示されれば初期設定は完了です。

  3. HelloWorldアプリを作ってみましょう。

    1. Android Studioを起動し、「Start a new Android Studio project」をクリックします。

    2. 「Application name」に「HelloWorld」と入力します。その他はデフォルトで構いません。「Next」をクリックします。

      「android-studio-ide-…-windows.exe」がダウンロードされます。
    3. 「Phone and Tablet」にチェックをつけて「Next」をクリックします。

    4. 「Empty Activity」を選択した状態で「Next」をクリックします。

    5. 「Activity Name」や「Layout Name」をデフォルトのままにした状態で「Next」をクリックします。

    6. 必要なデータのインストールが始まります。終わったら「Finish」をクリックします。

    7. 「HelloWorld」プロジェクトが生成されました。

    8. プロジェクト起動時にTipsが表示されますが、毎回出てくるとウザいのでチェックを外してCloseします。

    9. プロジェクト編集画面を操作できる状態になりました。しかし、エラーが出ています。

      このエラーは、このアプリを動かすのに必要なAndroidバージョンのSDKをまだインストールしていないため起きています。

      エラーに記載されているリンクをクリックします。

      エラーを解決するために必要なデータのダウンロードが実行されます。

    10. ダウンロード完了しましたが別のエラーが出ているので、またリンクをクリックします。エラーがなくなるまで同様の処理を実施します。

    11. エラーがなくなりました。

      次にアプリを起動するための準備を行っていきます。
  4. コマンドプロンプト等でAndroid SDKを利用できるようにします。

    Android SDKは、Android用のソフトウェア開発キットで、
    アプリ作成に必要なライブラリや、デバッグに必要なツールなどが用意されています。
    Android StudioはSDKを簡単に利用できるようになっていますが、
    Android Studioを使わずにデバッグする場合などがあるため、
    システムにAndroid SDKを認識させます。
    1. まずはコマンドプロンプトを起動し、「adb」と入力してください。Androidのツール「adb」がシステムに認識されていないことを確認できます。

    2. 「コントロール パネル\システムとセキュリティ\システム」を開き、「システムの詳細設定」から「システムのプロパティ」を表示します。

    3. 「環境変数」画面を開き、システム環境変数「PATH」に、Android SDKのツールフォルダを追加します。

      <Android SDKをインストールしたフォルダ>\tools

      <Android SDKをインストールしたフォルダ>\platform-tools

      「変数値」の後ろにセミコロン(「;」)区切りで上記のファイルパスを追記します。

    4. 再度コマンドプロンプトを起動し、「adb」と入力してください。Androidのツール「adb」がシステムに認識されていることを確認できます。

  5. Android端末を用いて実機デバッグするためのUSBドライバをインストールします。

    実機デバッグを行わない(エミュレータを使用する)場合は読み飛ばしてください。

    1. コマンドプロンプトで「adb devices」を実行し、端末がステータス「device」で認識されていれば、既にデバッグに使用できる状態です。

      この項の手順は読み飛ばしてください。

      端末が認識されていなければ、以下の手順に従ってUSBドライバをインストールしてください。

    2. Android Studioを起動し、「SDK Manager」を起動します。

    3. 「SDK Manager」を用いて「Google USB Driver」をダウンロードします。

    4. PCに接続するAndroid端末の「開発者向けオプション」を有効にします。

      「ビルド番号」を10回程度連続でタップすると、「開発者向けオプション」メニューが表示されるようになります。

    5. Android端末の「USBデバッグ」機能を有効にします。

    6. PCにAndroid端末を接続し、デバイスマネージャーを開きます。

    7. 「ほかのデバイス」内に「Android Device」があれば右クリックし、「ドライバーソフトウェアの更新」を実行します。

      作業途中でインストールするドライバのファイルパスを指定しますので、先ほどダウンロードした以下のファイルを指定してください。

      <Android SDKをインストールしたフォルダ>\extras\google\usb_driver\android_winusb.inf

    8. 正常に「ADB interface」が認識されていればUSBドライバのインストール成功です。

    9. コマンドプロンプトで「adb devices」を実行し、端末がステータス「device」で認識されていれば、デバッグに使用できます。

  6. AVD(Android Virtual Device)を用いてエミュレータデバッグする準備を行います。

    エミュレータを使用しない(実機デバッグする)場合は読み飛ばしてください。

    エミュレータの動作には大量のメモリを使用しますので、高スペックPC(メモリ8GB以上)を推奨します。

    1. Android Studioを起動し、「AVD Manager」を起動します。

    2. 「Create Virtual Device ...」をクリックします。

    3. 任意のデバイスイメージからクローンを作成しカスタマイズします。

    4. 必要なAndroidバージョンのエミュレータ用Systemイメージ(デバイスのSystem領域に書き込むソフトウェア)をダウンロードします。

      「x86 Images」はIntel x86を利用してエミュレータの動作を高速化できるSystemイメージです。

      利用できるPCであれば、「Other Images」よりも開発効率が上がるので推奨です。

      (「Recommended」にそのPCに推奨のイメージが表示されます。)

    5. ダウンロードしたSystemイメージを選択してAVDを作成します。

    6. 作成したAVDを起動します。

      起動には結構時間がかかります。

  7. HelloWorldアプリを動かしてみましょう。

    1. Android StudioでHelloWorldプロジェクトを開き、実行ボタンをクリックします。

    2. アプリをインストールするAndroid端末(or エミュレータ)を選択して「OK」をクリックします。

    3. ビルドが実行され、完了すると端末にアプリがインストールされ、画面上に「Hello World!」が表示されます。