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Toastを使用してメッセージを表示する30分

これまでの学習でもちょこちょこ使ってきましたが、Toastを使用したメッセージ表示について学習します。

  1. 「ToastTraining」アプリを作成します。

    1. Android Studioを起動し、新規プロジェクトを作成します。

      「Welcome to Android Studio」画面の場合は、「Start a new Android Studio project」をクリックします。

      別のプロジェクトが開いている場合は、ツールバーから「File」→「New」→「New Project...」をクリックします。

    2. HelloWorldの時と同じようにプロジェクトを作成していきます。

      アプリ名は「ToastTraining」としてください。

      今回は「Backwards Compatibility (AppCompat)」のチェックは外しておきます。

  2. アプリにToast表示の処理を追加して、メッセージの表示を確認します。

    1. 「activity_main.xml」と「MainActivity.java」を以下のように変更します。

      activity_main.xml

      コードを表示するにはJavaScriptを有効にしてください

      MainActivity.java

      コードを表示するにはJavaScriptを有効にしてください

    2. アプリを起動して、上からボタンを押して、表示されるメッセージを確認してみましょう。

  3. Toastについて説明します。

    • Toastを利用するのに最も簡単な利用方法は、staticメソッド「makeText」でToastインスタンスを生成し、「show」メソッドで表示する方法です。

      以下のように記述を1行で済ませてしまうことが多いです。

      Toast.makeText(<ActivityなどのContextインスタンス>, "表示させたいメッセージ", Toast.LENGTH_SHORT).show();

      よく「show」のコールを忘れて、表示されないことがあります。表示されないと思ったら「show」忘れを疑いましょう。

    • Toastインスタンスを生成するためのAPIは以下が用意されています。

      • Toast(Context context)

        コンストラクタです。

        引数はContextのみですので、メッセージは「setText」などで別途セットする必要があります。

      • makeText(Context context, int resId, int duration)

        staticメソッドですので、「Toast.～」で実行できます。

        第二引数で表示させたいメッセージのstringリソースIDを指定します。

        第三引数で表示させる時間を、「LENGTH_SHORT」(短い)、「LENGTH_LONG」(長い)のいずれかで指定します。

      • makeText(Context context, CharSequence text, int duration)

        staticメソッドですので、「Toast.～」で実行できます。

        第二引数で表示させたいメッセージの文字列を指定します。

        第三引数で表示させる時間を、「LENGTH_SHORT」(短い)、「LENGTH_LONG」(長い)のいずれかで指定します。

Toastに関する詳細については公式ドキュメントに記載されています。

また、Androidは先人たちがネット上にたくさんの情報を残してくれています。

これらも活用して、是非このAPIを有効に使えるようになってください。