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Android組込開発の環境構築(Windows)1.5時間


  1. Androidの組込開発は、LINUX OSでの開発となることが多いです。

    基本的にAndroidのソースコードの取得やビルドはLINUXでの実施を想定されているためです。

    WindowsではCygwinを使う等で対応することもできなくはないようですが、素直にLINUX環境を用意する方が問題も起きにくいので、

    Windows上にLINUX仮想環境を作っていきます。

  2. LINUXを動作させるための仮想化ソフトウェアをインストールします。

    1. VMWare公式サイトへ接続し、「VMware Workstation Player」をダウンロードします

    2. ダウンロードされた「VMware-player-….exe」を実行し、表示された画面に従ってインストールを進めます。

  3. 仮想マシンを作成し、LINUX OSをインストールします。

    1. 「Ubuntu」というLINUXベースのOSを使用します。公式サイトからCDイメージ(ISOファイル)をダウンロードします

    2. 「VMware Workstation Player」を起動し、ダウンロードしたUbuntuのCDイメージ「ubuntu-….iso」を指定して、仮想マシンを作成します。

      Androidソースコードや、それを取得するためのミラー環境、ソースコードをビルドした際の生成物のサイズが非常に大きいので、

      途中のディスク容量指定は最低でも300GB以上とすることをお勧めします。

      (ミラー環境構築だけで200GB近く使用します)

    3. 作成した仮想マシンの起動後にUbuntuのインストールが開始されます。

      途中、「VMWare Tools」をインストールするか問われた場合は、インストールしてください。

      「VMWare Tools」がインストールされていると、ホストOS(Windows)とゲストOS(Ubuntu)の間でコピペができたり、何かと便利です。

    4. インストールが完了したら、ログインします。

      画面下部の「インストールしています」メッセージが消えれば、インストールに成功しています。

  4. Android開発向けにUbuntuの設定を変更します。

    1. デフォルト設定ではAOSPソースコードのダウンロードで物凄く時間がかかるので、以下のコマンドでtcp_window_scalingの値を変更します。

      sudo sysctl -w net.ipv4.tcp_window_scaling=0

  5. 仮想マシンにインストールしたLINUXに、Android開発環境を構築します。

    こちらを参照してください。